『強欲の帝国』『コンピューター・ウォーズ21世紀の覇者』などの著者
チャールズ・ファーガソン(1955年3月24日生まれ)は現代アメリカ社会が抱える政治的・経済的な諸問題をテーマにした作品で、数々の賞を受賞しているドキュメンタリー作家である。
ホワイトハウス、米国通商代表部などの公的機関、およびAppleやIBMなどの技術政策顧問を務めた後、1994年にインターネット・ソフトウェア会社を設立した。ウェブサイト構築ツール「フロントページ」で大成功を収め、この会社は96年にMicrosoftに売却された。ブルッキングス研究所の上級研究員、UCバークレー校やMITの客員研究員を歴任し、2005年にドキュメンタリー映画の製作を開始した。
イラク戦争後の占領政策の失敗を描く『No End in Sight』でアカデミー賞にノミネートされ、2作目となる『インサイト・ジョブ 世界不況の知られざる真実』(2010年)でアカデミー賞(長編ドキュメンタリー映画部門)を受賞。この映画からさらに取材を深めて『強欲の帝国』を執筆した。