『ダライ・ラマ、生命と経済を語る』『傷ついた日本人へ』などの著者
ダライ・ラマ(1935年7月6日生まれ)は、世界的に著名な仏教指導者の一人であり、チベット仏教のゲルク派において最高位の仏教博士号(ゲシェ・ラランパ)を持つ僧侶である。
1959年にインドへ亡命して政治難民となり、インドのダラムサラに樹立された中央チベット行政府においてチベットの国家元首を務めている。亡命後は、法的には領する国土をもたない亡命政権の長という地位にありながら、世界中にちらばるチベット民族に対して政教両面において指導的立場にある人物と注目されている。また、欧米でもチベット仏教に関心のある人や複数の著名人の支持を得て、ノーベル平和賞を受賞したことでその国際的影響力はさらなる広がりを見せており、世界的にチベットの政治と宗教を象徴する人物とみなされるようになった。
30年以上にわたり、自らも設立に加わったマインド・アンド・ライフ・インスティテュートを通して、幅広い分野の科学者たちと協力し合い、対話しつづけている。『ダライ・ラマ、生命と経済を語る』『ダライ・ラマ こころの自伝』『傷ついた日本人へ』など多数の著書を出版している。