『見えざる手をこえて』などの著者
カウシック・バスー(1952年1月9日生まれ)はインドの経済学者で、2012年から2016年まで世界銀行のチーフエコノミストを務めた。
社会的選択理論、開発経済学、ゲーム理論を専攻し、アマルティア・センの指導の下、LSEにて博士号を取得。理論研究の分野で数々の業績をあげ、その成果を踏まえ、現在は主流派経済学の再検討をしている。コーネル大学のC・マークス国際学教授および経済学教授、次期プラクシャ大学の学術諮問委員である。2017年6月から国際経済学会会長として3年の任期を務めた。2009年から2012年まで、United Progressive Allianceの2期目の間、バスーはインド政府の最高経済顧問を務めた。
ニューヨークタイムズ、サイエンティフィック・アメリカン、インディア・トゥデイ、ビジネススタンダード、BBCニュース・オンラインなどの雑誌や新聞に人気記事を寄稿している。また、『見えざる手をこえて』などの著者でもある。2008年5月には、インド大統領からインドで最も高い民間賞の一つであるパドマ・ブーシャンを授与された。