『サミット―先進国首脳会議』などの著者
ニコラス・ベイン(1937年2月15日生まれ)は、イギリスの元外交官である。
イートン・カレッジとオックスフォードのクライスト・チャーチで教育を受け、修士号と博士号を取得した。1961年に英国外交部に入り、マニラ(1963-66年)とボン(1969-72年)の英国大使館に赴任した。1974-75年に財務省に出向し、1975-79年に在パリ英国大使館の財務参事官となる。1979年から82年まで外務英連邦省金融関係部(後の経済関係部)の部長、1982年から83年まで王立国際問題研究所に所属した。1983年に在ザイール英国大使に任命され、1984年からはコンゴ、ルワンダ、ブルンジを兼任することになった。1985年から1988年まで駐パリ英国大使兼OECD常駐代表、1988年から1992年まで外務英連邦省国務次官補。その後、オタワの在カナダ英国高等弁務官に就任した。
退職後は、1996年から2000年まで、英国インビジブル協会のサービス貿易自由化委員会の委員長を務めた。1997年からはロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの国際部のフェローを務めている。共著書『サミット―先進国首脳会議』などを出版している。