『スパイキャッチャー』などの著者
ポール・グリーングラス(1955年8月13日生まれ)は、イギリスの映画監督、映画プロデューサー、脚本家、元ジャーナリストである。歴史的事件のドラマ化を得意とし、手持ちカメラを使用した特徴的な演出で知られる。
1972年に北アイルランドのデリーで起きた銃乱射事件を描いた初期の作品『ブラッディ・サンデー』(2002)は、第52回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した。その他の監督作品に、アクション・スリラー『ボーン』シリーズや、BAFTA賞監督賞を受賞しアカデミー賞監督賞にノミネートされた『United 93』(2006)、『グリーンゾーン』(2010)、『キャプテン・フィリップス』(2013)などがある。2004年には、映画『オマーグ』を共同脚本・製作し、英国アカデミー・テレビ賞を受賞した。
2007年、グリーングラスは英国の映画製作者の専門組織であるDirectors UKを共同設立し、2014年まで初代会長として活躍した。2008年、テレグラフ紙は彼を英国文化に最も影響力のある人々の一人に選んだ。 2017年には英国映画協会フェローシップの栄誉に輝いた。