『Earth for All』などの著者
ペール・エスペン・ストークネス(1967年3月9日生まれ)は、ノルウェーの心理学者であり緑の党の政治家である。
オスロのノルウェー・ビジネス・スクールの教授兼グリーン成長センター長を務めた。その独創的な授業スタイルが評価され、「ベスト・プロフェッサー賞」を何度も受賞している。経済学者、作家、心理学者として、スカンジナビア、欧州連合、アメリカ、アジアの組織やビジネスリーダーと密接に連携している。また、クリーンテック企業GasPlasを共同設立するなど、連続起業家としての顔も持つ。
気候変動に対する経済的選択の心理を説明したTEDトークでよく知られている。共著書『Earth for All』では、従来のGDPを基準とした成長指標から脱却し、ウェルビーイングと社会的緊張という二つの指標を基準としたシナリオ分析をもとに、貧困・不平等といった人類の抱える根本的な問題を克服し、同時に気候変動と環境破壊から地球を救う、5 つの「劇的な方向転換」の具体的な方法を提案している。