『第三の支柱』『フォールト・ラインズ』などの著者
ラグラム・ラジャン(1963年2月3日生まれ)は、インドの経済学者であり、シカゴ大学経営大学院教授や、インドの中央銀行であるインド準備銀行の総裁を務めた。
銀行論、企業財務論、経済開発論を専門とする。国際金融について提言を行う有力なNPO、G30のメンバーであり、アメリカ芸術科学アカデミーの会員でもある。2003年から2006年には国際通貨基金でチーフエコノミスト兼リサーチディレクターを務めた。「世界金融危機を、発生の3年も前に的確に予言した経済学者」として、世界中から大きな注目を浴び続けている。
著書『フォールト・ラインズ』は、2010年にフィナンシャル・タイムズ/ゴールドマン・サックスのビジネスブック・オブ・ザ・イヤー賞を獲得した。2003年には、アメリカ金融協会が2年に1度、金融の理論と実践に最も大きく貢献した40歳未満の金融経済学者に贈る第1回フィッシャー・ブラック賞を受賞。2016年、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出されている。