『現代暗号技術入門』などの著者
デイビッド・ウォンは、zkSecurityの創設者である。
以前は、Meta傘下のNoviで暗号通貨ディエム(旧称、リブラ)のセキュリティリード職にあり、その前にはNCC Groupで暗号サービスを担当。暗号通貨ミナ(Mina)を運営するO(1) Labsのシニア暗号エンジニアも務めていた。暗号学を専門とするそのキャリアを通じ、OpenSSLやLet's Encryptといったオープンソースのプロトコルについて、公的な資金援助を受けた監査に参加。
Black HatやDEF CONをはじめとするカンファレンスにも数多く登壇し、Black Hatでは定期開催される暗号学コースで指導も担当している。著書『現代暗号技術入門』では、暗号の基本から、暗号通貨、ハードウェア暗号、耐量子暗号、次世代技術までをカバーしている。