『クリスパー CRISPR』『人類が進化する未来』などの著者
ジェニファー・ダウドナ(1964年2月19日生まれ)は、アメリカ合衆国の化学者、生物学者(分子生物学、細胞生物学)であり、カリフォルニア大学バークレー校教授を務めている。
1997年以来、ハワード・ヒューズ医学研究所(HHMI)の研究者である。エマニュエル・シャルパンティエと共にゲノム編集技術CRISPR-cas9を開発し、2020年ノーベル化学賞を受賞した。その他、X線結晶構造解析によって決定されたリボザイムの構造に関する研究で2000年アラン・T・ウォーターマン賞を受賞するなど、多くの賞やフェローシップを受けている。また、CRISPR-cas9を活用する企業CaribouやScribe Therapeutics、Mammoth Biosciencesを創設している。
『クリスパー CRISPR』『人類が進化する未来』などの共著者である。彼女の功績により、TIMEは2015年に「最も影響力のある100人」の一人に、2016年には「Person of the Year」の次点に選出した。