『今世紀で人類は終わる?』『人類が進化する未来』などの著者
マーティン・リース(1942年6月23日生まれ)は、イギリスの宇宙物理学者・天体物理学者であり、元ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学寮長を務めていた。
ブラックホールや銀河の形成、高エネルギー天体物理学の分野で重要なアイデアを提起したことで知られる。王立天文学会、英国科学協会の会長を歴任し、2010年まで英国王立研究所の評議員であった。プリンストンの高等研究所とオックスフォード・マーティンスクールの理事を務めている。実存的リスク研究センターを共同設立し、Future of Life Instituteの科学諮問委員を務める。 かつて、大英博物館、科学博物館、ゲイツ・ケンブリッジ・トラスト、公共政策研究所(IPPR)の理事だった。
リースは、一般向けの天文学や科学に関する本の著者であり、多くの公開講座や放送を行っている。また、科学的関心の拡大に加え、21世紀の問題や課題、科学・倫理・政治のインターフェースについても幅広く執筆・講演を行っている。多くの大学から名誉学位を授与されている。さらに米国科学アカデミー、ロシア科学アカデミー、オランダ王立芸術科学アカデミーなど海外のアカデミーのメンバーにも名を連ねている。