『アルゴリズム思考術』などの著者
トム・グリフィスは、プリンストン大学の心理学・認知科学教授を務めている。
同校で計算認知科学研究室を統括する。確率的推論、因果関係の学習、言語の獲得と使用、カテゴリーの構造の推測など、帰納的な問題に焦点を当てている。彼は、人間の行動と、その根底にある計算問題に対する最適解または「合理的」解を比較することによって、人間の認知のこれらの側面を分析しようとしている。
共著書『アルゴリズム思考術』は、MITテクノロジーレビュー誌の「2016年ベストブック」に選ばれた。認知心理学から文化的進化まで多岐にわたるテーマで150以上の論文を発表。全米科学財団、スローン財団、米国心理学会、心理科学協会などから賞を受けている。