『マネーロンダリングの代理人』などの著者
エルネスト・バックスは、ルクセンブルグの国際決済機関であるセデル・インターナショナル(後のクリアストリーム)でナンバー3兼IT部門長を務めた。
悪名高い「匿名口座」の創設にもかかわり、「知りすぎた男」としてセデルを追い出された後に同社の悪行を告発することを決める。ルクセンブルク証券取引所にはじまり、国際的詐欺師が経営する幽霊会社、あやしげな投資会社など職を転々としながら、情報収集を行った。
著書『マネーロンダリングの代理人』では、手形の決済という国境を越えたビジネスの裏側を初めて明かす衝撃のノンフィクションを描いている。