『グリーンケミストリー』などの著者
ジョン・C. ワーナー(1962年10月25日生まれ)は、アメリカの化学者、教育者、起業家であり、グリーンケミストリー分野の創始者の一人として知られている。
ワーナーは、ポラロイド社の研究者として10年近く産業界で働いた後、学術界に移り、マサチューセッツ大学ボストン校とローウェル校でさまざまな役職を務めた。ワーナー・バブコック・グリーンケミストリー研究所の共同設立者、社長、最高技術責任者で、Beyond Benignの共同設立者および社長でもある。アメリカの工業化学における最高の栄誉として広く認知されている2014年パーキンメダルの受賞者でもある。また、Dow、Nike、Levis、Appleなどの企業のために技術を開発している。
グリーンケミストリーの啓蒙に力を注ぐワーナーは、グリーンケミストリーやサステナビリティに関する数多くの会議で基調講演や全体講演を行っている。この分野での活躍が評価され、2008年にはICISの「Top 40 Power Player」、2011年にはUtne Readerの「ビジョナリー」にも選出された。共著書『グリーンケミストリー』は、世界中の高校、大学、大学院のプログラムの基礎となっており、米国をはじめとする国々の化学産業の状況を大きく変えてきた1冊である。