『グリーンケミストリー』などの著者
ポール・T. アナスタス(1962年5月16日生まれ)は、アメリカの科学者、発明家であり、イェール大学グリーンケミストリーとグリーンエンジニアリングセンター所長を務めている。
以前はバラク・オバマ大統領が任命した同庁の研究開発担当次官補だった。有機合成化学者として訓練を受け、ブランダイス大学で博士号を取得した後、産業コンサルタントとして活躍。米国環境保護庁では、工業化学部門のチーフおよび米国グリーンケミストリープログラムのディレクターとして勤務し、グリーンケミストリーの分野を確立したと評価されている。
共著者のジョン・ワーナーとの代表作『グリーンケミストリー』をはじめ、多数の論文や15冊の書籍を発表している。彼らの『グリーンケミストリー』は、世界中の高校、大学、大学院のプログラムの基礎となっており、米国をはじめとする国々の化学産業の状況を大きく変えてきた1冊である。