『マスタースイッチ』『巨大企業の呪い』などの著者
ティム・ウーは台湾系アメリカ人の法学者で、2021年から2023年まで技術・競争政策担当大統領特別補佐官を務めた。 またコロンビア大学法律学教授でもある。
メディアとテクノロジー産業の学者であり、彼の学問的専門は反トラスト法、著作権、電気通信法である。独禁法と通信政策への重要な貢献で法的にも学問的にも知られており、2003年の法律雑誌の論文『Network Neutrality, Broadband Discrimination』で「ネットワーク中立性」という言葉を作り出した。2013年にThe National Law Journalの「アメリカで最も影響力のある100人の弁護士」に、2014年と2015年には「Politico 50」にも選ばれた。
ニューヨーク・タイムズ紙の寄稿オピニオン・ライターであり、以前はNewYorker.comの寄稿ライター、New Republicの寄稿編集者であった。旅行記のローウェル・トーマス賞を2度受賞し、2017年にはアメリカ芸術科学アカデミーに選出された。彼の著書『マスタースイッチ』は、ニューヨーカー誌、フォーチュン誌、出版社ウィークリーなどによる2010年のベストブックに選ばれた。