『良き統治』『カウンター・デモクラシー』などの著者
ピエール・ロザンヴァロン(1948年1月1日生まれ)は、フランスの歴史家、社会学者である。2001年にコレージュ・ド・フランスの教授に就任し、近現代政治史の講座を担当している。
民主主義の歴史、フランス政治史、国家の役割、現代社会における社会正義の問題などを専門としている。1992年から2005年まで、社会科学高等研究所のレイモン・アロン政治研究センターで研究部長を務めた。1970年代、フランス民主労働組合(CFDT)において、労働者の自主管理に関する主要な理論家の一人であった。2002年からフランス国立図書館、2004年からパリ高等師範学校の科学諮問委員を務めている。
2002年に「知的工房」La République des Idéesを設立し、評論や書籍の出版を行っている。『良き統治』『カウンター・デモクラシー』などをはじめとした民主主義についての一連の著作は大きな影響を与えている。