『生活の豊かさをどう捉えるか』などの著者
ラヴィ・カンブール(1954年8月28日生まれ)は、コーネル大学のT・H・リー世界問題教授、応用経済学国際教授、経済学教授である。
主な研究分野は、公共経済学、開発経済学、経済理論であり、概念的、実証的、政策的な分析に重点を置いた研究を行っている。特に、厳密な分析と実践的な政策立案の世界の架け橋となることに関心がある。世界銀行では、ガーナ駐在員、アフリカ地域チーフエコノミスト、チーフエコノミスト首席補佐官などの要職を歴任。また、世界銀行の世界開発報告書のディレクターも務めている。加えて、国連大学・世界開発経済研究所理事長、国際社会進歩パネル科学評議会共同議長、経済パフォーマンスの測定に関するOECDハイレベル専門家グループメンバー、人間開発・能力協会前会長である。また、ウォーリック大学名誉教授の称号を授与されるなど、栄誉に浴している。
リスクテイク、不平等、貧困、構造調整、労働、都市化、農業などをテーマに、335以上の論文を発表している。また、American Economic Review、Journal of Political Economy、Review of Economic Studies、Journal of Economic Theory、Economic Journalなどの主要な経済学雑誌に掲載されている。共著書『生活の豊かさをどう捉えるか』などを出版。