『天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード』『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』などの著者
オードリー・タン(1981年4月18日生まれ)は、中華民国の政治家、プログラマーであり、Perl 6(現Raku)のHaskellによる実装のPugsを開発したことで知られ、「台湾のコンピューター界における偉大な10人の中の1人」とも言われている。
幼い頃からコンピュータに興味を示し、プログラマーとしてスタートアップ企業数社を設立。19歳のとき、シリコンバレーでソフトウエア会社を起業。2005年、プログラミング言語「Perl6(現Raku)」開発への貢献で世界から注目を集める。2014年、米アップルでデジタル顧問に就任、Siriなど高レベルの人工知能プロジェクトに加わる。2016年10月より、蔡英文政権において、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣、無任所閣僚の政務委員(デジタル担当)に登用され、部門を超えて行政や政治のデジタル化を主導する役割を担った。2022年8月27日には新たに設置された数位発展部の初代部長に就任。2020年新型コロナウイルス禍においてマスク在庫管理システムを構築、台湾での感染拡大防止に大きな貢献を果たす。
2019年1月、アメリカの外交専門誌『フォーリン・ポリシー』の2019年のグローバル思想家100人に選出された。『天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード』『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』などの多数の著書を出版している。